今年もありがとうございました。

今年もありがとうございました。

限界への挑戦はさらなる高みを目指すというよりは、インディー・ジョーンズよろしく、落ちてくる天井に必死に耐える試みではないかと思うような年だった。

2011年、オリンピックイヤーを前に足底筋膜炎でまるで走れずに途方に暮れようとしていたときに救ってくれた言葉がある。

「明日はもっと速く走ろう」
スコット・フィツジェラルドのグレートギャッツビーの終盤の一文だ。

もう落ちていく一方だとういう気持ちから脱して、希望を持つことができたのはこの言葉のおかげだ。びっくりするくらいひねりのない表現だけど、逆に深く心に響いた。それで明日はもっと良くなるはずだという人生における基本的姿勢をとり戻すことができた。

しかしそれからこう続く「絶え間なく過去へと押し戻されながらも」

そのときは深く考えなかったが、今このフレーズが重くのしかかる。手を伸ばせば届きそうなところにあったゴールが、あがいても、あがいても遠のいて行くのを感じる。

なるほど、
ようやく意味が分かったのかね。

押し戻されて、突き返され、限界への挑戦は決して興奮と陶酔を伴うものではないのかもしれない。

でも、
2018年はもっと速く走るよ。
どういう訳かそう思う。

今年も応援ありがとうございました。
来年もよろしくお願いたします。
よいお年を。

藤原新

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